シャガールと言えば愛の画家として有名ですが、多くの絵画に表現することができない深い青を用いたことでも有名です。
単なる青色ではなく、深夜を思わせる青、深海を思わせる青など、さまざまな青を生み出した画家です。
シャガールブルーと呼ばれるその青色は、ラピス・ラズリのような神秘性をまとっています。
とくに有名なのはランスの大聖堂に寄贈されたステンドグラスや音楽堂のステンドグラスでしょう。
ステンドグラスには一つとして同じ色合いの青はなく、それぞれ趣のある青が組み合わさって一つのステンドグラスになっています。
ステンドグラスだけでなく、代表作のアダムとイブや楽園の青も独特です。
その色彩感覚の豊かさは、今も多くのファンを魅了してやみません。
シャガールほど好き嫌いがハッキリわかれる画家はいませんが、その独特の青に注目して彼の絵画を眺めてみてください。
そうすれば、その彩りのあまりの豊かさに心が満たされてくることでしょう。

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